塩素酸除菌水の選び方・比較のポイント
次亜塩素酸系の除菌水といってもメーカーによって成分や製法が異なります。
購入時に確認すべきことや注意するべきポイント5項目をご紹介します。
①「次亜塩素酸ナトリウム」と「次亜塩素酸系の除菌水」は違う
まずはじめに、「次亜塩素酸ナトリウム(NaClO)」と
「次亜塩素酸系の除菌水(HClO)」は名前は似ていますが、全く異なる物質です。
「次亜塩素酸ナトリウム」は漂白剤等スーパーや薬局でも入手しやすく
価格も安価ですが、代用品にはなりません。
また、次亜塩素酸ナトリウムを水で薄めても次亜塩素酸にはなりません。
次亜塩素酸ナトリウムをスプレーしたりすると、皮膚にダメージを与えることがあります。
また、酸性物質(例えば洗剤)と混ぜると猛毒の塩素ガスが発生して命にかかわります。
②製品に成分や各表示がしっかりされているか
製品に表示されている項目に注目します。以下の項目が記載されているか、
また、その内容はどうかを確認してください。
●濃度
●pH
●成分(次亜塩素酸)
●製造年月または製造日
●品質保持期間(使用期限)
●製造元
などが明確に記載されているかがポイントです。
濃度やpHは次亜塩素酸系の除菌水では重要な項目です。
品質管理、製品管理が行き届いている企業では概ね記載があります。
製品品質に自信がなかったり管理が行き届いていない製品には、
残念ながらこれらの項目に記載がない製品も見受けられます。
これらの表示については関係法令により記載しなくても良い項目があります。
しかし、次亜塩素酸を扱っている以上これらの項目は重要な項目なので、
しっかり記載するのが製造及び販売会社の正しい姿勢と言えるでしょう。
③品質保持期間(使用期限)が明示されているか
これは次亜塩素酸の性質上、日時の経過と共に成分が変質しやすいことから、
明示あるか否かは重要です。
次亜塩素酸系の除菌水の中には、数日から1週間程度で劣化してしまうものもあります。
(これらは現場で生成し使い切る「強酸性」次亜塩素酸が多いです)。
市場で販売される製品(この場合は「中性・弱酸性・微酸性」次亜塩素酸になります)の中にも、
製法によっては保存期間が3ヶ月~半年と短いものも多くあります。
半年~1年程度の保存ができる商品であるかどうか、
また、きちんと明示されているものを選びましょう。
④遮光性(光を通さない)容器が使われているか
次亜塩素酸は、光(日光や紫外線)に当たることで急速に劣化してしまいます。
使用されている容器は透明なものでは光によって成分が劣化してしまいます。
そのため、光を完全に遮断できるような加工がされているか、中身が全く見えないものであることが重要です。
なお、光や外部の酸素を通さない容器として、金属製の入れ物が用いられることがありますが、
次亜塩素酸は金属と反応しやすい性質があります。
レトルト食品やゼリー飲料などに用いられるアルミパウチ袋については、
アルミニウムがフィルムコーティングされているので、保存に問題はありません。
⑤製造会社が明確であるか
これは「どこ」でつくられているかが重要なポイントです。
液剤の製品は大量生産をするために諸外国で製造される場合もあります。
②の項目にもあるように日本の関係法令では記載しなくても良い項目が多くあります。
海外を含めて「どこ」でつくられても販売(または製造)会社が
責任を持って製造してくれていれば良いのですが、
記載がなかったりあいまいな製品には、残念なことに購入したら成分が劣化していた等の事実もあります。
③・④の項目にある通り、次亜塩素酸は性質上変化しやすいので、
出来れば受注生産品であることが望ましい製品群です。
ジアファインは…
製品には上記のポイントをすべてクリアしております。
また、ジアファインは専用の空ボトル販売も行っておりますが、
空のボトルと各中身入り製品は「ラベル」を別のものにしております。
これは、製品濃度が200ppmと500ppmがあり、
どちらの濃度の製品を補充するかは分からないこと、
また、補充する元の製品がいつ製造されたものを補充されるかわからないこと、
空ボトルに補充をして転売を避けるためなどの理由があります。
商品ラベルの違いについて
【製品ラベル】
製品ラベルには必ず必要事項が記載されています。(主に裏面)
【空ボトルのラベル】
専用空ボトルには表面のみのラベルで裏面部分はありません。
商品一覧